2007年11月16日

日本の経済



1998年5月 2025年推計
1 15歳未満1918万人 15歳未満1582万人
2 65歳以上2029万人 65歳以上3312万人
1,2番は今まで逆転されていませんでした。この数値を見られて何を思いますか?

3 男女給料比
20年前 1:15
1:1.1 位
4 海外生産を行っている製造業の比率<日本貿易復興会の調査・JETRO>
39・7%(90年)  ― 59.5%(95年) 

5北海道、九州と東京の給料格差 6 : 7 : 10 

6 2000年推計
・国の長期債務残高  485兆円(国民一人=約385万)
 うち国債残高    364兆円(国民一人=約285万円)
・地方の債務残高   185兆円
・国と地方の重複分  -26兆円
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合計の重複債務    665兆円(国民一人=約554万円)   富士山の1720倍

これを熟慮してみました。
働ける人が支える人数を4人と考えます。そうすると一人2216万円の借金です。長期国債もあわせていますが、低く見積もって利子を2%とすると、一人あたりが1日あたり利子をいくら払うでしょう?
答えは約1214円です。これはあくまで低く見積もっているので・・・。
あくまで利子を払う金額です。自給630円ぐらいの人は利子を払うために2時間も働かなければなりません。

7 国内総生産(GDP=日本国内の外国人を含む)=499兆円
  国債利払日(元本は含まな)=年間10.7兆円 1日294億円 1時間12億円

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円高円安と騒がれていますが、今回日経新聞の資料をもとにして円高の強い理由を表にして作ってみました

円高に耐えれる企業
企業名 ポイント ケーススタディ
円高分だけ利上げできる 村田製作所
キャノン
シャープ
ニコン等
1海外にライバルがいない
2ユニークな商品開発
3成長力のある市場
村田製作所
1セラミックフィルター、発振り子などの世界シェアが8割を超える。
2研究開発が売上高比で約7%と高水準。多層基板技術の分野で独走
3携帯電話など通信情報分野を積極開拓。
円高を上回るスピードでコストダウンする KOA
京セラ
松下電気産業
ブリジストン等
1全面的な業務手順の見直し
2商品数の絞込み
3固定費・経費削減
KOA
1製品ごとに、受注から配送まで一貫して請け負うワークショップ制を導入。24時間で取引先へ製品を納入。
2棚卸資産を4分の1に圧縮、生産効率を2倍に。
円高メリットを巧みに利用する ユニデン
スミダ電機
ローム
マプチモーターなど
1海外生産
2部品の海外調達
3完成品の逆輸入
ユニデン
1 100%海外生産。工場はフィリピン、中国に。部品の海外調達率は9割
2研究開発、事業管理の権限は日本本社に集中させ、組織のスリム化を目指す。
3自動車、携帯電話の販売自由化を受け、製品の逆輸入を計画

これらの表から読み取れることがあります。
1円安円高に関係なく売上を伸ばす企業は独走技術があるところです。
2固定費削減と言うことはリストラや賃金カットがスムーズにやってしまう企業です。雇われる側としては怖いですね。
3海外生産、商品の海外調達、完成品の逆輸入する企業が続出し、日本の労働力の需要が減っています。客観的に見ると日本の給料が国際的に見て高いと言う弊害から生じたのでしょうがないと言えばしょうがないことですが・・・。

円高に耐えれる産業別の損益分岐点
    105    100    95   90   80 円 


造船  /                           円高メリット組み
電気           /              電力、ガス、食品、石油
海運             /
機械                     /
精密機械                       /